大車輪BLOG突発、曲レビュー “クラムボン - Folklore”

突発、曲レビュー “クラムボン - Folklore”

  • Day:2012.02.23 21:41
  • Cat:記録
すげえなあ、どうすんだこれ。。
ってくらいに好きなのでブログで愛でます。

ちょっとした分かってる人みたいな書き方になってしまいましたが、
正解不正解を言うつもりはなくて、僕の耳にはこう訴えかけてくる!
そういう感想と思って読んでいただければ。


クラムボンのFolklore。

オリジナルバージョンもReバージョンも、
両方とも素晴らしいなあと思うのです。
歌詞をご覧ください。

歌詞は深夜に差しかかる数時間の出来事。
実際には何も起こってないけど、「僕」の気持ちは移ろいでいる。
その時間の切り取り方と魅せ方、聴き手に対する時間の進ませ方。
おお、、うわぁ、、、って、聴くたびに思う。

ただ静かに時間と、自分と感情が流れる。

台風が去った後で高いビルの中からの日常風景と静寂と、
午前2時になってもまだそこを去れない僕。
あと少しで、つかめそうでつかめない何か。

何かが変わる気がするし、すっと楽になるような気がする。
あと少しで。
だからここに留まっている。

僕が特にすごいと思った歌詞は
「気圧の谷を飛び越えた そんな気がした あと少しで」

この一節。

気圧の谷ってフレーズは年に何回か聞くけど、
アウトプットする言葉(特に歌詞)として出てくるものじゃない。
気圧の谷って、言葉としては無機質だ。
天気予報(=生活の情報)でしか聞かない。
そういう言葉を挟んでくるのがむしろドキッとする。


直後に続く「6月6号」っていう語感も大好き。

台風の直後、高いビル、深夜で午前午後の境目。

この3つで世界はほとんど目の前に広がるけど、
あと少しで何か変わる気がするのは「6月」でなければならない。
ここでぐっとリアリティを持ってFolkloreの世界ができあがり、
湿度までもが目の前に迫ってくる。


リズムは淡々としたミドルのエイトビート。
鳴らされるシンバルのタイミングも絶妙だと思う。
ボーカルも淡泊でありながら、郁子さんだからこそできる風景への色づけ。

全体的に切なさの漂う曲だけど、
決してネガティブな主張の曲じゃないよという意味を持たせるコーラス。
クラムボンの曲に主張があるかは置いといて。
結局何もないってことなのかもしれないけど。

この「ラララ…」がなければ、ただの寂しい曲だ。
6月の後に待つ季節、あと少しで先に見える日差し。

「なんとなく帰れなくてぼうっとしてた、黄昏どき」っていう曲ではない。
ポジティブな予感があるからこそ、
この曲調で深夜に一人ビルでいる「僕」の感情の流れを
前面に出しているのだと思う。

Folklore、春にさしかかる今のタイミングでもとっても良い。
今朝は雨が降って、雨は嫌いだけど、
そんな天気の中でもキラリと光っていた。

クラムボン - Re-Folklore


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